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東京お遍路ゆるさんぽ

松尾たいこ(まつお・たいこ)

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第77番 高嶋山歓喜寺 佛乗院(秦野市・蓑毛)

2016.10.12 更新
第77番 高嶋山歓喜寺 佛乗院(秦野市・蓑毛)

都内から遠く離れた神奈川の山奥

第77番 高嶋山歓喜寺 佛乗院(秦野市・蓑毛)新宿駅から秦野駅まで小田急小田原線の急行に乗って約1時間15分。秦野駅からは神奈川中央交通バスで約25分、終点の蓑毛停留所で降りる。そして歩くことさらに5分ほど。そんな都内から最も離れた場所にあるお寺。東京お遍路のはずが、唯一神奈川県にあるのだ。以前は港区三田にあったのだが、1987(昭和62)年、こちらに移転してきたそう。バスを降りると、そこは丹沢大山国定公園。車道を向こうに渡り、少年が敬礼する「東京少年キャンプ連合発祥の地」の石碑の脇を通る坂道を上っていく。マス釣り場や、クマ出没注意の看板などを横目にしばらく進むと、「蓑庵」の看板がかかった古民家風の建物が見えてくる。その右側にある小さな山門をくぐって石段を上ると、すぐに本堂が姿を現す。本堂は比較的新しいけれど、バックの緑濃い木々とともに濡れそぼった姿に趣がある。本堂にかかる石段の右側には、石像や小さな滝行場がしつらえてある。本堂前で読経後、さて御朱印はどこでお願いするのかな? と不安になったが、よく見ると本堂の左手に階段があり、それを上がったところに住居兼寺務所。大きな犬(たぶんバーニーズマウンテン)に出迎えられ、無事御朱印を拝受できてホッとした。ちなみに割烹料理屋だった「蓑庵」はご住職のお母さまが亡くなり、閉めてしまったとのこと。残念。

※今回が連載最終回です。長い間ご愛読ありがとうございました。
当連載は来年春頃、書籍化の予定です。お楽しみに!

 

お寺のデータ

  • 宗派/真言宗智山派
  • 本尊/千手観世音菩薩
  • 本尊真言/おん ばざら たらま きりく そわか
  • 神奈川県秦野市蓑毛957-13

第77番 高嶋山歓喜寺 佛乗院(秦野市・蓑毛)

 

☆ 街で見つけた ヒト・モノ・コト

街で見つけた ヒト・モノ・コノ 写真1
小田急ロマンスカー
せっかくなので今回は新宿駅からロマンスカーに乗り旅気分を味わった
街で見つけた ヒト・モノ・コノ 写真2
「東京少年キャンプ連合発祥の地」の石碑
終点でバスを降り、この横の道を上がっていく
街で見つけた ヒト・モノ・コノ 写真3
秦野らっかせい
秦野駅構内。手むきの落花生がおいしい
街で見つけた ヒト・モノ・コノ 写真4
東華軒の小鯵押寿司
帰りは車内で小田原名物の小鯵押寿司と鯛めし
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著者プロフィール

松尾たいこ(まつお・たいこ)

広島県呉市生まれ。
短大卒業後、マツダ株式会社勤務。約10年間、システム開発などに携わる。32歳で上京しセツモードセミナーへ入学。1998年からイラストレーターに転身。
第16回ザ・チョイス年度賞、鈴木成一賞受賞。これまで250冊以上の本の表紙イラストを担当、2013年には初エッセイ「東京おとな日和」(幻冬舎)を出版し、ファッションやインテリア、そのライフスタイル全般にファンが多い。
イラストエッセイ「伊勢ISEで幸せ開き」「古事記ゆる神様100図鑑」など神社にまつわる仕事も多い。最近は、福井で陶画プロジェクトもスタート。
ブログ:http://taikomatsuo.kireiblog.excite.co.jp/

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