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東京お遍路ゆるさんぽ

松尾たいこ(まつお・たいこ)

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第15番 瑠璃光山医王寺 南蔵院(練馬区・中村)

2016.09.14 更新
第15番 瑠璃光山医王寺 南蔵院(練馬区・中村)

珍しい瓦葺朱塗り二階建ての鐘楼門

第15番 瑠璃光山医王寺 南蔵院(練馬区・中村)西武池袋線または都営地下鉄大江戸線の練馬駅から徒歩約15分。駅前から関東バスや京王バスに乗るとお寺のすぐ前まで行くことができる。石柱のシンプルで清潔感あふれる山門は、青々とした緑に囲まれて雰囲気がいい。長く広めの参道が続き、その先に広がる境内の植木も美しく手入れされている。中には古そうな建造物が多く見られる。中でも印象的なのは、赤く塗られた鐘楼門。区の指定文化財になっていて、その様式から江戸中期の建造と推定されるそう。かなり色は褪せているが、瓦葺の二階建てで、梵鐘をつくには二階にあがらなくてはならないようだ。門になっている一階の左右には、迫力たっぷりの仁王像があってこちらを睨みつけている。江戸中期頃に再建されたという閻魔堂の中を覗いてみると、かなり古そうな木彫りの仏像が並んでいた。赤い帽子と前垂れをつけた「首つぎ地蔵尊」は、昭和のはじめ、このあたりに首のない地蔵が立っていて、あるところに頭があるという話があり、つなぎ合わせたらぴったりだったということで祀られたそう。江戸時代には、このお寺で万病に効くと言われる「白龍丸」という秘薬を製造販売していて、「南禅院の投げこみ」(薬を口に放り込むこと)として全国に広まったらしい。飲んでみたかったかも。

 

お寺のデータ

  • 宗派/真言宗豊山派
  • 本尊/薬師如来
  • 本尊真言/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
  • 練馬区中村1-15-1

第15番 瑠璃光山医王寺 南蔵院(練馬区・中村)

 

☆ 街で見つけた ヒト・モノ・コト

街で見つけた ヒト・モノ・コノ 写真1
鐘楼
二階建ての鐘楼門の外は住宅街が広がる。
街で見つけた ヒト・モノ・コノ 写真2
境内に蛇
都内で蛇を見るなんて驚き。守り神だろうか。
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著者プロフィール

松尾たいこ(まつお・たいこ)

広島県呉市生まれ。
短大卒業後、マツダ株式会社勤務。約10年間、システム開発などに携わる。32歳で上京しセツモードセミナーへ入学。1998年からイラストレーターに転身。
第16回ザ・チョイス年度賞、鈴木成一賞受賞。これまで250冊以上の本の表紙イラストを担当、2013年には初エッセイ「東京おとな日和」(幻冬舎)を出版し、ファッションやインテリア、そのライフスタイル全般にファンが多い。
イラストエッセイ「伊勢ISEで幸せ開き」「古事記ゆる神様100図鑑」など神社にまつわる仕事も多い。最近は、福井で陶画プロジェクトもスタート。
ブログ:http://taikomatsuo.kireiblog.excite.co.jp/

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