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東京お遍路ゆるさんぽ

松尾たいこ(まつお・たいこ)

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第40番 福聚山善應寺 普門院(江東区・亀戸)

2016.07.20 更新
第40番 福聚山善應寺 普門院(江東区・亀戸)

ワイルドで緑がたくましい境内

第40番 福聚山善應寺 普門院(江東区・亀戸)第七十三番の東覚寺から徒歩5分ほどのところにあるのだが、先のすっきり広々としたお寺とは全く逆の印象のお寺。木々がうっそうと生い茂って垂れ下がるように参道を覆っている。かなりワイルドな雰囲気で、参道の正面に本堂があるのだが、それすらも木々が隠していてちょっと見ただけではお寺とは気づかないだろう。通りに面して「普門院」の案内板が立っているのでかろうじてわかったほど。勇気を出して敷地に一歩足を踏み入れると、山門手前の左側には「伊藤左千夫の墓」と彫られた墓石標。この廃寺にも見えてしまう場所に小説『野菊の墓』の作者が眠っているらしい。とにかく伸び放題の緑とその間に見え隠れするブルーシートという異質な空間に圧倒されてしまった。入口が閉ざされた本堂の左側には、坐像ながらも非常に大きな持経観音像があり、その向こうには亀戸七福神の一つ、毘沙門天堂もあるが、これらも木々が視界を阻み、近寄りがたい雰囲気。寺務所は、かなり年季が入った木造家屋でお伺いするのにドキドキしたが、出てきてくださった女性の方はとても親切でほっとした。

 

お寺のデータ

  • 宗派/真言宗智山派
  • 本尊/大日如来
  • 本尊真言/おん あびらうんけん ばざら だとばん
  • 江東区亀戸3-43-3

第40番 福聚山善應寺 普門院(江東区・亀戸)

 

☆ 街で見つけた ヒト・モノ・コト

街で見つけた ヒト・モノ・コノ 写真1
亀戸香取神社
木漏れ日がきれい。
街で見つけた ヒト・モノ・コノ 写真2
豆蔵
通りを挟んでお寺の正面にあるおにぎり屋さん。種類が多くサイズも選べる。
街で見つけた ヒト・モノ・コノ 写真3
亀屋泉堂
お寺の並びにある葛(くず)専門店。
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著者プロフィール

松尾たいこ(まつお・たいこ)

広島県呉市生まれ。
短大卒業後、マツダ株式会社勤務。約10年間、システム開発などに携わる。32歳で上京しセツモードセミナーへ入学。1998年からイラストレーターに転身。
第16回ザ・チョイス年度賞、鈴木成一賞受賞。これまで250冊以上の本の表紙イラストを担当、2013年には初エッセイ「東京おとな日和」(幻冬舎)を出版し、ファッションやインテリア、そのライフスタイル全般にファンが多い。
イラストエッセイ「伊勢ISEで幸せ開き」「古事記ゆる神様100図鑑」など神社にまつわる仕事も多い。最近は、福井で陶画プロジェクトもスタート。
ブログ:http://taikomatsuo.kireiblog.excite.co.jp/

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