キノノキ - kinonoki

キノノキ - kinonoki:ナビゲーション

東 直子(ひがし・なおこ)

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第2回

2015.02.20 更新

敬がいなくなったことに最初に気付いたのは、薫だった。薫は幼いころから、敬の部屋を毎日のように訪ねていたのだ。薫が部屋に来ると、敬は決まって「おお牧場はみどり」のレコードをかけた。そのうちにプレイヤーが壊れると、ラジカセが設置され、やはり「おお牧場はみどり」が流された。リピート機能を使って、繰り返し、繰り返し、明るい旋律と歌声に、牌と牌とがぶつかる音とつぶやきと舌打ちがまじり、敬たちの麻雀は粛々と続けられた。薫は、それらの音を小さな耳にまとめて流し込み、男たちの一連の動作をぼんやりと眺め続けた。
しだいに薫は眠くなる。敬の部屋は日当たりがよく、いつもぽかぽかと暖かかった。薫は、敬のやわらかい脇腹に頭を預けて、すうっと眠りに落ちていった。眠ってしまった薫に、敬が床に落ちている何らかの布(シャツやパジャマ)をつかみ、片手でそっとかけてやることもあった。
薫の眠りの世界の中に、部屋を漂う全ての音が、渾然一体となって降り注いだ。風の吹く草原にいるような、海の底にいるような、宇宙の果てにいるような、遠い、はるかな世界のどこかで暖かく浮遊しているような感覚につつまれ、心地がよかった。
薫の母、登紀子は、薫を出産後すぐに床に伏し、三年後に亡くなった。薫は母親の抱擁を記憶に持たない。早朝に出かけて深夜に帰宅する父とは対面することさえほとんどなく、薫の世話は専ら祖母の佐和子の役目となっていた。しかし「抱き癖をつけてはいけない」を信条とする佐和子は、薫がぐずついて泣くのを、しばしば放置した。声を放っても無駄である、ということを言葉以前に学んでしまったのか、薫は泣かない子どもになっていった。あまり笑わず、もちろん大声で叫んだり、歌ったりなども、しなかった。いつも小さな声で話した。
薫は、大人からの質問が苦手だった。質問されたら、答えなければならない。質問に対する答えはすぐに脳裏に浮かぶのだが、その内容を、声として表現するまでに時間を要した。たいていの質問者は、薫の答えを待たずに笑ってあきらめ、視線を逸らした。やっと声に出してなにか答えようとした薫の口が、空中で声を出さずにあわあわと動いた。
かわいそうにねえ……。
そんなとき、赤ん坊のころから浴びてきた声が、背中から風のように吹き抜けいく、ような気がした。
一方、敬と、敬の麻雀仲間は、薫になんの質問もしなかった。薫がそこにいても、いなくても、同じことだった。「おお牧場はみどり」がかけられること以外、なにも変わらない。麻雀は続く。メンバーは毎回入れかわっていたが、不思議にその雰囲気は同じように保たれた。それが、薫にとって深い安らぎとなった。安らぎは、薫に自然な眠りをもたらしたのだった。
薫は、敬の部屋にいないときでも、麻雀の牌がジャラジャラと混ざり合う音を漏れ聞くだけで、条件反射のようにうとうとと眠たくなった。気持ちのよい眠さだった。

十二歳になるころには、敬の部屋を毎日は訪ねなくなっていたが、無意識のうちにあの音を、酸素を吸うように取り入れていたのだった。敬が失踪した日、ふと息がつまるような感覚を覚えて、理由を探り、あ、と気付いたのだ。音がない……、あの音が、ずっとしていない。
胸騒ぎがした薫は、二階に上り、敬の部屋に入った。雀卓として使われていたコタツ板の裏の緑色のフェルト地の上には、いつものように牌が積まれていたが、無人だった。畳の上に、空になったカップラーメンの容器と割りばしが一組み放置されいて、窓から差し込んだ陽があたっていた。
これが一つってことは、今日はまだ誰も来ていないのかな。薫はつぶやきながらそれを拾い上げた。
敬は高校生のころから、家族と一緒に食卓を囲むことをしなくなった。家族が寝静まったころに、キッチンに現れて、鍋や冷蔵庫にあるものを適当につまんだり、カップ麺などを調理して食べたりしていた。さらに、麻雀をするようになってからは、それらを部屋に運んで食べるようになった。
義理の母である佳乃は、敬に食事くらい家族と一緒にとるように何度も言ったのだが、佐和子の「今どきの子なんて、そんなものでしょ」という一言で、佳乃の発言は無効になってしまった。
夕方、佐和子と佳乃、佳乃の実の娘の青の三人が食卓を囲み、深夜に帰宅した真一に佐和子が夜食を出し、さらに深い夜に、二階からそっと下りてきた敬がなにかを温め直して食べる。それがこの家の食事のサイクルとなっていった。
青と佳乃がこの家を出ていってからは、夕方の食卓につくのは、身重の登紀子と佐和子になり、登紀子が薫を生んだのち寝込むようになってからは、佐和子と薫の食卓となった。青も薫も、男という生き物は食卓を囲まない生き物なのだと、なんとなく思っていた。

「ポートーがいない」
夕食の用意をするため、台所に立つ佐和子の背後から、薫は話しかけた。佐和子は流していた水を止めて、え? と聞き直した。
「ポートーが、いない」
薫は、一文字一文字確かめるように声に出した。
「いない? あら。煙草でも買いにいったんじゃないかしら」
「ポートーは、煙草、吸わない」
「あら、そうだったかしら」
父親の真一は煙草を吸うが、敬は吸わなかった。麻雀と喫煙はつきものだが、敬の部屋では禁煙だった。敬は煙草の臭いが嫌いだった。麻雀が果てたあとは、敬が必ず一通りの掃除をした。風が通り抜けるように二つある窓はそれぞれ少しずつ開かれていて、空気は常に清潔さが保たれていた。しかし佐和子が敬の部屋を開くことは皆無だったため、佐和子の中では真一の記憶と敬を結びつけて、ふらりといなくなる=煙草でも買いにいく、という図式ができてしまっていたのだった。
「ポートーは、吸わない」
薫は、念を押すように、ゆっくりと繰り返した。この人は、なにもわかっていない、と心の中で言葉を続け、胸の底に痛みを覚えた。薫の目尻に涙がにじんできたことに気付いたのか、気付かなかったのか、佐和子は冷静に、ポートーはやめなさい、敬兄さん、でしょう、といつもの指摘をした。
「そのうちに帰ってくるでしょう。もういい大人なんだから」
佐和子は軽く言ったが、薫は胸騒ぎがやまなかった。敬はそのとき三十四歳。たしかに「いい大人」だった。だが、相変わらずずっと家にいて、麻雀ばかりやっていたのだ。司法試験も相変わらず受け続けてはいたが、永遠に合格することはないだろう、と言葉に出さずとも、みな思っていた。
「いい大人」と言ったものの、敬が自立して生活できる力がないことを、佐和子は承知していた。だからこそ、すぐに戻ってくると踏んでいたのだ。

いい加減司法試験の合格はあきらめて普通に就職しろ、と真一は何度か休日の夜に語りかけてみたが、敬は、ああ、とか、うん、とか、喉の奥がつまったようなあいまいな生返事をしてお茶を濁すだけだった。
「敬くんが弁護士になったら、この世の中に必要としている人が、きっとたくさんいるだろうにねえ。いい加減合格させてくれればいいのに」
なぜか佐和子だけが、前向きな夢を見て、敬のモラトリアム生活を後押ししてしまっていた。さらには、いくらなんでもお金がないと困るわねえ、勉強しなくちゃいけないわけだしね、と言って定期的にお小遣いを与え、現実的な支援もしていたのだった。佐和子には、先代から受け継いだ、資産を活用した収入があった。佐和子が敬に与えたそのお金は、麻雀に負けて消えていくことが多かったのだが。
薫は、世の中の「兄」という人は、みんな部屋で、片面が同じ色の四角いもので、なにかしら不思議な遊びをする人のことなのだ、と物心ついたころから、思っていた。そういうことをするのを許されている人だと。
敬に身体を預けて白日夢を見続けてきた薫は、麻雀という遊び以外なにもしないことがあまりよいことではない、などとは思ってもいなかったのである。むしろ、自分も学校なんて行かないで、その遊びの輪の中にどっぷり浸って、楽しんでみたかった。
何度か、それ、やり方教えて、と、薫は敬に頼んでみたが、こんなもの、知らないほうがいいんだ、と言ってとりあってくれなかった。ほんとに好きなら、とっくに覚えてるはずだろう、とも言った。
そうかもしれないなあ、と半分緞帳(どんちょう)が下りているような眠い頭で薫は考えた。そうだよお嬢ちゃん、いつまでも夢の牧場で暮らすわけにはいかないんだからよ、人生長いぜー、と誰かが言う声を聞きながら、薫はまた、敬に身体を預けて眠ってしまった。

薫が敬の不在に気付いたその夜、彼は家に帰ってこなかった。次の日の夜も帰ってこなかった。次の日も。
佐和子もさすがに心配そうな様子を見せはじめた。薫には、敬は大人なんだから、と、自分にも言い聞かせるように言っていたのだが、真一に夜食を出しながら、一度捜索願いなど出したほうがいいかしらね、と相談した。
「捜索願い……ねえ……ちょっと大げさなんじゃないか……?」
真一は溜息をつくように、卵とワカメの雑炊を掬った蓮華(れんげ)に息を吹きかけた。考えながらふと視線を落としたとき、食卓の焼き鰺の眼に視線が合った。白く濁った大きな眼の縁が、食堂の灯をかすかに照り返している。見てはいけないものを見たような気がして、一瞬背中に悪寒が走った。佐和子は、息子のそんな変化を敏感に察知すると、風邪なの? 大丈夫なの? 気持ちが悪いの? とたて続けに質問した。
「いや、なんでもない」
真一は一瞬目を閉じてそう言うと、まあ、大人だし、と敬の話題に戻した。
「もう好きなようにさせるしかないじゃないか。ずっと家にいられるより、出ていってくれて、助かるくらいじゃないか」
「でも、なにか悪いことに巻き込まれてしまったんじゃないかしら。心配だわ」
「麻雀仲間の誰かが知ってるんじゃないのか」
「そんなの……誰ひとり名前も知りませんよ」
「そうなのか。じゃあ、薫は? あいつ、よく部屋に出入りしてるんだろ」
「どうかしら」
佐和子が疑問に思った通り、薫もまた、敬の麻雀仲間のことは詳しくは知らないのだった。敬の部屋が心地よかった理由が、「誰も質問しないこと」だったので、薫のほうから彼らに質問をする、ということは一度もなく、名前など知りようもなかった。口下手で人見知りの激しい薫が、そこに集まっている人の顔をまじまじと見たりすることは皆無で、ただ彼らの指先がさらさらと動くのを見つめるばかりだったのだ。名前はおろか、顔さえよく覚えていないのだった。
「知らない」
休日の午後、麻雀仲間について知っていることはないか、とやや詰問するように尋ねる佐和子に、薫は顔を上げてきっぱりとそう言った。
警察に相談するかどうか、という話が佐和子と真一の間で押し問答になり、続いた沈黙を破るように、真一がつぶやいた。
「おれたち、あいつのこと、なーんも知らないままなんだな」
結局、警察に届けるなどの大げさなことはせず、帰ってくるのをただ待つ、ということになった。敬がいなくなってから一週間後に下した結論だった。
「捜さないの? 捜してあげないの?」
薫は、消え入るような声で二人の間に立って声をかけてみたが、佐和子と真一は、眉間に皴(しわ)を寄せて押し黙ったままだった。
薫は二人に問いかけるのをあきらめて、二階に上って敬の部屋に入った。いつも敬が座っていた座布団の上に寝転がり、海老のように丸くなった。座布団はひんやりとしていて、敬の匂いがした。薫は、瞼も唇もうすく開いて、しばらく放心したように動かずにいたが、やがてしくしくと泣き出した。泣きながら、静かな眠りに落ちた。
薫が目を覚ましたとき、部屋は窓から入ってくるオレンジ色の光に染まっていた。薫は一瞬、今、どこにいるのか、なにをしていたのか、自分が誰なのか、世界がオレンジ色に染め抜かれる中で、不明になった。視線の先に麻雀の牌が一つ落ちているのをみとめ、ここはポートーの部屋だった、ということを思い出した。手だけ伸ばし、その牌をつかんだ。
「イーソー」
薫は小さくつぶやいた。いつだったか、それを手に取ってつくづくと見て、「鳥みたい」と言ったら、「それ、イーソーね」と敬が教えてくれたのだ。薫は、イーソーという名前の鳥なのか、と思い、いろいろな牌の中でも格別好きな牌になった。
また、牌の予備なのかと思って抜き取って握っていたら、おい、ハクが足りないと思ったら、この子が持ってた、と知らない人の手が迫ってきたことも思い出した。
「ハク」
薫は、その牌も好きになった。あまりものなのかと思ったら、そうではなかった。あまりものみたいだけど、ちゃんと役目があって、真っ白で、きれいだ、と思った。さわると、つるつるした表面が、ことのほか気持ちよかった。
薫は、落ちていたイーソーを握ったまま起き上がり、コタツの上の牌の山から、ハクを探し出した。薫は、牌の山を肘を使ってずらし、緑色のスペースを作ると、その上にハクとイーソーを一つずつ並べて立てた。
「ワタシタチ、イツマデモ、シアワセニ、クラシマス」
イーソーを花婿、ハクを花嫁に見立てて、結婚式のシーンを演じさせてみたのだ。薫は、牌のむこうに、敬の結婚式での姿を夢想した。
ポートーは、いい結婚をして、幸せになったのだ。そういうことに、しておこう。
薫は、自分の思いつきに満足してうなずいてみたが、そんなバカな、という言葉が、もう一人の自分の口から飛び出し、思わず笑ってしまった。笑いながら、また泣いた。
「ポートー、帰ってきてよ。さみしいよ……」

遅れて入ってきた麻雀仲間から、ほいこれ、とポートーがなにかを手渡されているのに、薫が気付いたことがあった。不思議そうに見ていると、ああこれ、青からの手紙、と敬はなにげなく言った。
「あお?」
「青だよ、色の青って書いて、おまえのねえちゃんの名前」
「ねえちゃん!?」
「おれにとっては妹だよ。おまえ、知らなかったの? ねえさんがいるの。まあ、おまえとは母親が違うんだが」
「知らない! 知らない! 聞いてない!! どういうこと!? なんでおねえちゃんがいたの? なんで今、一緒に暮らしてないの? なんで? ママが違うの? なんで!?」
ふだんは質問をほとんどしない薫も、このときばかりは質問せずにはいられなかった。
「まあ、まあ、落ち着けよ」
「おい、隠し子か!?」
「ポートーんち、複雑だよなあ」
「いや、そんなんじゃ」
「フクザツ……」
薫は戸惑いを隠せなかったが、男たちはかまわず麻雀を続けた。
「えっとだな、前は、おれと青と青の母親とばあちゃんとおやじとで暮らしていたわけだな。おまえが生まれるまでは、っていうか、発生するまではっていうか」
「発生、とかやめてやれよ」
「いや、まあ、あれだ。おやじと、登紀子さんっていう、あの亡くなったおまえの母親との間にだねえ、めでたく、そう、めでたくおまえが生まれたから、登紀子さんが、おやじの新しいお嫁さんになることになってだなあ、前のお嫁さんと、その間に生まれた青が、出ていったってわけなんだよな。はあー、疲れた」
「出て、いった……? なんで? ママと、私が、来た、から……? ママが、追い出したの?」
「いやあ、追い出したっていうか、どっちかっていうと、そういうことがわかったら、さっさと出ていった感じだったかなあ。登紀子さんと青のママとは、一度も会ってないはずだよ」
「……………………」
薫は、あまりのことに混乱し、目を見開いたまま黙ってしまった。七歳になるこの日まで、自分に姉がいたことなど知らなかったし、自分の父親の妻にあたる人は、亡くなった母親以外にはいないと、疑うこともなかったのだ。
「ついでに言うと、おれの母親は、青の母親とも、おまえの母親とも、違うんだな」
「うそ」
薫の目は、ますます大きく開かれた。
「うそじゃないよ、こんな話。それも知らなかったのか」
「知らない。なにも聞いてない。なにも知らない」
聞いてない……、聞いてない……、聞いてない……。薫はかすれた小さな声で、繰り返した。男たちはさすがに重い空気を感じ取り、牌を動かす手は止めないまま、押し黙っていた。このときにも、「おお牧場はみどり」は流れていた。いつもよりその旋律が鮮明に聴こえた。
青、という姉が、ポートー、と呼んでいる兄に、どんな手紙を書いているのか、薫は知りたかった。でも、手紙を読ませて、とは言えなかった。自分の知らない二人だけの関係の中でやりとりしているものを、自分が読むわけにはいかない、と薫は幼いながらわきまえていた。あまりまともな会話をしたことがないものの、ポートーとは、二人きりの、唯一無二の関係だと思っていたのに、はかなくも打ち砕かれ、一人ぼっちで置き去りにされたような気がした。
青が直接敬に手紙を郵送しないのは、佐和子による「検閲」を免れるためである。青は、薫よりは社交性があり、家にやってくる敬の麻雀仲間数人と仲良くなって、連絡先を交わしていた。この家を出たあと、連絡先の分かっていた一人に手紙を郵送し、敬に手渡してもらっていた、ということである。
敬が青の手紙を初めて受け取ったのは、青が遠くに行ってしまってから何年も経ったあとだったので、手紙の受け渡しを頼まれた一人も、敬本人も、とても驚いた。
敬は、青がどこへ引っ越したのか、連絡先を知らせてもらえずにいたが、青がコンタクトしてくれたおかげで、手紙を出し合うことができるようになったのだ。といっても敬から青に手紙を送ることは稀で、青のほうが、敬の返事を待つことなく、どんどん手紙を寄こすのだった。

コタツの板の上に立てたイーソーとハクの牌を、指先でぱたりと倒してから、薫は突然思い出した。
「青。青の手紙……」
青の手紙を取り継いでいた人。その人なら、もしかすると今回のことも、なにか知っているのではないだろうか。
まだ会ったことのない青、という名の姉に、薫は無性に会いたくなってしまった。一体今、どこで、なにをしているのだろう。

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著者プロフィール

東 直子(ひがし・なおこ)

1963年、広島県生まれ。歌人、作家。
1996年、「草かんむりの訪問者」で第7回歌壇賞受賞。歌集に『青卵』『東直子集』『十階』。
2006年、『長崎くんの指(文庫改題『水銀灯が消えるまで』)』で小説家デビュー。小説、エッセイ集に『とりつくしま』『さようなら窓』『ゆずゆずり』『千年ごはん』『鼓動のうた』『キオスクのキリオ』『いつか来た町』『いとの森の家』、共著に『回転ドアは、順番に』『愛を想う』『短歌があるじゃないか。』など、著書多数。
最近では自著や歌誌「かばん」に描くイラストも好評。この連載ページ上部のイラストも著者自身による。

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