キノノキ - kinonoki

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2017年 05月

表紙 準備中

2017年05月31日 [ 連載終了 ]

名称未設定ファイル_12 猫を持ち上げるな_後編

小説

名称未設定ファイル

品田遊(しなだ・ゆう)

 発端となる大学生のツイートから10日が経った。 「猫の持ち上げ」の是非を語る者はもうあまりいない。今や、伸びる猫は思想の旗印になっている。それを支持するか否かで人は二つの派閥に分けられる。そんな雰囲気がいつしか醸成され […]

連載期間:2016年07月08日 〜 2017年06月30日

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2017年05月29日

第2回 気品ある謎の美女との恋

エッセイ

カサノヴァ 人類史上最高にモテた男の物語

鹿島茂(かしま しげる)

 最愛のマルコリーナがケリーニ氏一行とともにヴェネチアに去って以来、カサノヴァは虚脱状態に陥ったが、三日後にようやく気を取り直し、「隠者」と呼ばれる二輪馬車を購入してパリに旅立つ準備を始めた。  部屋で旅支度をしていると […]

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2017年05月26日

第8回

小説

東 直子(ひがし・なおこ)

 青は、一滴一滴落ちていく点滴のしずくを見つめていた。点滴の管は、ベッドに眠っている薫の腕につながっている。青はため息を一つつくと、薫の青白い腕の皮膚にそっとふれた。 「こんなに痩せちゃって」  青を呼び出したのは、佐和 […]

表紙 準備中

2017年05月26日

第22回

エッセイ

女って何だ?

カレー沢薫(かれーざわ・かおる)

育った環境が人格形成に影響を及ぼすことは、紛れもない事実だろう。 そういった意味では、我々には生まれながらにハンデ、もしくはシード権がある。 もちろん生まれる家は金持ちに越したことはないし、親は偉大な人格者である方がよい […]

表紙 準備中

2017年05月26日

第3回 他人の噂とアジアの連帯

エッセイ

天国飯と地獄耳

岡田育(おかだ いく)

 私が住むアパートメントの近所には、全米有数の学生規模を誇るニューヨーク大学(NYU)がある。というよりは、近隣に点在する校舎や寮や図書館を結んだバーチャルな「学園」の敷地内、あるいは「NYUという名の学生街」の中に住ん […]

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2017年05月24日

第9回

小説

名誉男性とよばないで

碧野圭(あおの・けい)

「ねえ、私のシルクのカットソー知らない?」  駒子はパジャマのまま階下に下りてきて、キッチンにいる達彦に問い掛けた。 「シルクのって、白いやつ?」 「うん。見当たらないんだけど」 「どうしたっけ……」  達彦は料理をする […]

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2017年05月15日

王妃様とサミ

小説

My Favorite

新井素子(あらい・もとこ)

 昔々。とある処に、王国がありました。勿論、王国ですから、王様がいます。ですが、その王様が、まだ三十代半ばだというのに、いきなり病を得て、亡くなってしまわれたのです。  残されたのは、十歳の王子様と、もっと稚(いとけな) […]

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2017年05月12日

第21回

エッセイ

女って何だ?

カレー沢薫(かれーざわ・かおる)

皆さんは、何かを信じているだろうか。 信じる者はすくわれる、足元を。 そんな世の中だ、何かを信じるというのは大変なことだ。 まず自分が自分を裏切る。ダイエットしたい俺を、ピザポテトを食いたい俺が裏切るのだ。販売停止決定し […]

表紙 準備中

2017年05月10日 [ 連載終了 ]

名称未設定ファイル_11 猫を持ち上げるな_前編

小説

名称未設定ファイル

品田遊(しなだ・ゆう)

 玄関ドアを開けると、薄闇からミャアと声がする。 「待ってろ」  足下から俺をじっと見つめる二つの青いガラス玉に向かってそう言うと、壁に指を這わせて明かりのスイッチを入れた。  戸棚から缶詰を取り出す。そのあいだ、バステ […]

連載期間:2016年07月08日 〜 2017年06月30日

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2017年05月10日

第8回

小説

名誉男性とよばないで

碧野圭(あおの・けい)

 七月一日から新しい場所に移って、新しい仕事が始まった。 「おはようございます。新しい部署のスタートですね。これから一緒に頑張りましょう」  雑誌『俳句の景色』から来た四人は、編集長の中江武志(なかえたけし)、海老原晴男 […]